
動画編集用のパソコンを調べていると、かなりの確率で出てくるのが「GPU」です。
「動画編集にGPUって本当に必要?」
「グラボなしでも動画編集できる?」
「CPUとGPUならどっちにお金をかけるべき?」
「RTX 5070 Tiみたいな高性能GPUまで必要?」
PC初心者だったころの私なら、
「GPUってゲームする人が買うやつじゃないの?」
と思っていました。
ところが現在の私のPCには、
- CPU:Core i5-13500
- メモリ:64GB
- GPU:RTX 5070 Ti 16GB
を搭載しています。
ずいぶん遠くまで来ました。
ただ、最初に結論を言ってしまうと、
動画編集をするだけなら、私と同じRTX 5070 Tiが全員に必要だとは思いません。
私がRTX 5070 Tiを選んだ大きな理由は、動画編集だけではなくゲームもするからです。
今回は、動画編集初心者が必要以上に高価なGPUを買ってしまわないように、
「そもそもGPUは必要なのか?」
「CPUとGPUはどちらが重要なのか?」
「どのくらいのGPUを選べばいいのか?」
を、私自身のPC選びも交えて解説します。
- 結論:動画編集にGPUは役立つが、全員が高性能GPUを必要とするわけではない
- そもそもGPUとは?
- 動画編集にGPUは本当に必要?
- 「動画編集 GPU いらない」は本当?
- 動画編集ではCPUとGPUどっちが重要?
- 動画編集でGPUメモリ(VRAM)は何GB必要?
- フルHD動画編集なら高性能GPUは必要?
- 4K動画編集ではGPUの重要性が上がる
- 私がRTX 5070 Ti 16GBを選んだ理由
- 動画編集+ゲームならGPUにお金をかける意味が大きくなる
- GPUを選ぶときは「書き出し時間」も気になる
- GPUだけでなくメモリも確認しよう
- 動画編集用PCを買うならGPU単体ではなく予算全体で考える
- 動画編集用GPUを選ぶときのチェックポイント
- 私なら動画編集だけならRTX 5070 Tiを買う?
- まとめ|動画編集ではGPUより「用途とバランス」が重要
結論:動画編集にGPUは役立つが、全員が高性能GPUを必要とするわけではない
最初に大まかな考え方を整理します。
| 用途 | GPUの目安 | GPUの考え方 |
|---|---|---|
| 簡単なフルHD編集 | 内蔵GPU~RTX 3050/4050クラス | カット・テロップ中心なら高性能GPUが必須とは限らない |
| YouTube動画編集 | RTX 3060/4060クラス以上が候補 | フルHD中心なら十分な性能を狙いやすい |
| エフェクトを多用 | RTX 4060/5060クラス以上を検討 | GPU支援を使う処理では性能差が出やすい |
| 4K動画編集 | RTX 4060 Ti/5060 Tiクラス以上を検討 | VRAM容量も含め、PC全体に余裕を持たせたい |
| 動画編集+ゲーム | RTX 5070クラス以上も候補 | ゲームの解像度・画質設定まで考えて選ぶ |
| 重い映像制作 | RTX 5070 Ti/5080など上位GPUを検討 | 高解像度・重いエフェクトなど用途次第で上位GPUが活きる |
※上記GPUはあくまで選び方の目安です。動画編集ソフト、解像度、コーデック、エフェクト、AI機能などによって必要性能は変わります。また、新旧世代で性能が逆転する場合もあるため、「RTX 5000番台だからRTX 4000番台より必ず動画編集が速い」とは限りません。購入時はGPUだけでなくCPU・メモリ・VRAM容量も含めて比較してください。
大切なのは、
「動画編集=とにかく一番高いGPU」ではない
ということです。
動画編集ソフトによってGPUの使われ方は違いますし、CPUやメモリ、SSDも重要です。
GPUだけ豪華にしても、PC全体のバランスが悪ければ思ったほど快適にならない可能性があります。
そもそもGPUとは?
GPUは、画像や映像などの処理を得意とするプロセッサです。
よく聞く、
- NVIDIA GeForce RTX
- AMD Radeon
などがGPUの代表例です。
そして「グラフィックボード(グラボ)」という言葉もよく出てきます。
厳密にはGPUとグラフィックボードは同じ意味ではありませんが、PCを購入するときには、
「どんなGPUが搭載されているか」
を確認することになります。
動画編集ソフトによってはGPUを利用して、
- プレビュー
- エフェクト処理
- レンダリング
- エンコード
- AI機能
などを高速化できます。
そのため、動画編集でもGPUは重要なパーツの一つです。
動画編集にGPUは本当に必要?
ここが一番気になるところだと思います。
答えは、
編集内容によります。
高性能な独立GPUを搭載していないPCでも、軽い動画編集ができる場合があります。
CPUにはグラフィックス機能を内蔵している製品もあります。
そのため、
「動画編集するなら絶対にRTXシリーズを買わなければならない」
というわけではありません。
一方で、
- 高解像度動画
- 複雑なエフェクト
- GPUアクセラレーション
- AI機能
- 高速な書き出し
- ゲーム
などを考えると、独立GPUを搭載するメリットが大きくなります。
つまり、
できるかどうか
と、
快適にできるかどうか
は分けて考えた方がよいです。
「動画編集 GPU いらない」は本当?
ラッコキーワードでも、
「動画編集 GPU いらない」
という候補が出ていました。
確かに用途によっては、高性能なGPUは必要ありません。
たとえば、
- 短いフルHD動画
- カット中心
- テロップ中心
- 軽いBGM追加
程度なら、高価なGPUを搭載しなくても目的を達成できる場合があります。
しかし、
「GPUなんて動画編集にはまったく意味がない」
という意味ではありません。
使用する編集ソフトがGPUアクセラレーションに対応していれば、GPUを処理に活用できます。
私が使用しているFilmoraにもGPUアクセラレーションがあります。
したがって、
GPUが必要か不要かの二択ではなく、自分の編集内容にどこまでのGPU性能が必要なのか
を考えるのが正解に近いと思います。
動画編集ではCPUとGPUどっちが重要?
これもラッコで、
「動画編集 CPU GPU 優先」
「動画編集 CPU GPU どっち」
といった候補が確認できました。
初心者としては非常に気になるところです。
私もPCを調べ始めたころ、
「CPUを上げるべき?」
「いや、GPU?」
「両方上げたら高すぎる!」
となりました。
結論としては、
どちらか一方だけを重要視するのではなく、使用ソフトと用途に合わせてバランスを取る
のがおすすめです。
CPUは編集処理やエンコードなど幅広い処理に関係します。
GPUは映像処理やGPUアクセラレーション、対応エンコード、エフェクトなどで活用されます。
編集ソフトによってCPUとGPUへの依存度も違います。
だから、
「GPUだけRTX最上位、CPUは最低限」
のような極端な構成は、動画編集用PCとして必ずしも最適とは限りません。
動画編集でGPUメモリ(VRAM)は何GB必要?
GPUについて調べていると、
VRAM
という言葉も出てきます。
これは通常のPCメモリとは別物です。
PCに搭載する、
「16GB・32GB・64GB」
などのメインメモリとは分けて考えてください。
GPUにはGPU専用のメモリが搭載されており、これをVRAMと呼びます。
高解像度動画やGPUを多用する処理では、VRAM容量も関係します。
ただし、
VRAMが多ければ動画編集がその分だけ速くなる
という単純なものではありません。
GPU自体の性能や編集ソフト、扱う動画なども影響します。
そのため、GPU購入時はVRAM容量だけで判断しないようにしましょう。
フルHD動画編集なら高性能GPUは必要?
YouTubeなどで一般的なフルHD動画を編集するだけなら、最上位クラスのGPUが必須とは限りません。
カット、テロップ、BGMなどが中心なら、GPUに何万円も追加するより、
- CPU
- メモリ
- SSD
とのバランスを優先した方がよい場合があります。
特に予算が限られている初心者の場合、
「RTXの数字が大きい方が強そう!」
だけでGPUを選ばない方がいいでしょう。
PCパーツは一つ上を見ると、さらにその上が欲しくなります。
終わりがありません。
4K動画編集ではGPUの重要性が上がる
4K動画はフルHDより扱うデータ量が多く、PCへの負荷も高くなります。
さらに、
- エフェクト
- カラー調整
- AI機能
- 複数トラック
- 高フレームレート
などを組み合わせれば、さらに負荷が増えます。
そのため、本格的に4K編集をするのであればGPUも余裕を持って選びたいところです。
ただし、
「4KならこのGPUを買えば絶対大丈夫」
とGPUだけで決めるのはおすすめしません。
CPU・メモリ・SSDなども含めたPC全体で判断してください。
私がRTX 5070 Ti 16GBを選んだ理由
現在、私が使用しているGPUは、
GeForce RTX 5070 Ti 16GB
です。
動画編集用PCの記事でこれを書くと、
「動画編集にはRTX 5070 Tiくらい必要なのか」
と思われるかもしれません。
ですが、違います。
私がRTX 5070 Tiを選んだ大きな理由は、
ゲームもするからです。
動画編集だけなら、ここまでGPUへ予算を使ったかというと、おそらく使っていません。
私の場合、
- ブログ
- 動画編集
- AI
- ゲーム
- 普段使い
などを1台で行います。
その結果としてRTX 5070 Tiを選びました。
つまりPC選びでは、
「動画編集に必要か?」だけでなく「PCで他に何をするか?」
も重要です。
動画編集+ゲームならGPUにお金をかける意味が大きくなる
ここは私と同じ使い方をする人向けです。
動画編集だけならGPUを抑えられても、
PCゲームも高画質で遊びたい
となると話が変わります。
ゲームではGPU性能が非常に重要になります。
そのため、
「動画編集用PCを買ったあとゲームもしたくなった」
という可能性があるなら、最初からゲーミングPCも候補に入れる方法があります。
私自身もこのタイプです。
動画編集だけを基準にPCを選ぶより、
動画編集+ゲームの両方を満足できる構成
として考えた方が買い替えを減らせます。
GPUを選ぶときは「書き出し時間」も気になる
動画編集でPC性能の差を感じやすい場面の一つが、
動画の書き出し(エンコード)
です。
高性能なGPUを使えば、対応する処理で書き出し時間が短縮される可能性があります。
ただし、ここは注意が必要です。
書き出し時間は、
- CPU
- GPU
- 動画編集ソフト
- コーデック
- 解像度
- 動画時間
- エフェクト
- 書き出し設定
などで変わります。
そのため、
「RTX 5070 Tiなら10分動画を○分で書き出せる」
とは一概に言えません。
今後、同じ素材・同じ設定で比較できる環境が作れたら、実際の書き出し時間も検証してみたいと思います。
推測値ではなく、実際に計測した結果ならPC選びの参考にもなるはずです。
GPUだけでなくメモリも確認しよう
動画編集用PCではGPUと同じくらいメモリ容量も気になります。
私は最初、メモリ8GBの約5万円ノートPCを使っていました。
ブログ、ブラウザ、YouTubeなどを同時に使ううちに動作が厳しくなり、最終的にはPCを買い替えました。
現在は64GBですが、もちろん動画編集初心者全員に64GBをおすすめしているわけではありません。
8GB・16GB・32GB・64GBの違いについては、別の記事で詳しくまとめています。
動画編集用PCを買うならGPU単体ではなく予算全体で考える
PC選びでありがちなのが、
「あと1万円で上のGPUにできる」
↓
「さらに2万円出せばもっと上に……」
↓
「せっかくだからCPUも……」
↓
予算どこいった?
という流れです。
私もPCに興味を持つようになってから、この誘惑はよく分かります。
だからこそ最初に、
PC全体の予算
を決めておくことが大切です。
私は別の記事で、
10万円・15万円・20万円
の価格帯ごとに動画編集用PCを比較しています。
GPUだけでなくCPU・メモリ・SSDも含めて予算を考えたい方はこちらを参考にしてください。
動画編集用GPUを選ぶときのチェックポイント
初心者なら、次の順番で考えると選びやすくなります。
- 使う動画編集ソフトを決める
- フルHDか4Kか決める
- どの程度エフェクトを使うか考える
- ゲームもするか考える
- 編集ソフトの推奨GPUを確認する
- CPU・メモリとのバランスを見る
- PC全体の予算内でGPUを決める
最初から、
「RTX○○を買う!」
とGPUだけ決めるのではなく、用途から逆算するのがおすすめです。
私なら動画編集だけならRTX 5070 Tiを買う?
現在RTX 5070 Tiを使っている私が、
「動画編集だけをするために、もう一度PCを組む」
としたらどうするか。
おそらくRTX 5070 Tiから選び始めることはありません。
まず、
- 編集する動画
- 使用ソフト
- 解像度
- エフェクト
- 予算
を決めます。
そして必要な性能を満たすGPUを探します。
逆に、
「ゲームもする」
という条件が加われば、RTX 5070 Tiのような高性能GPUを選ぶ理由が一気に増えます。
これが私が実際にこのGPUを使って感じている、
動画編集用PCとゲーミングPCの大きな違い
です。
まとめ|動画編集ではGPUより「用途とバランス」が重要
動画編集にGPUは役立ちます。
特に4K編集、エフェクト、GPUアクセラレーション、AI機能などを使う場合はGPU性能が重要になることがあります。
しかし、
動画編集初心者=高性能GPU必須
ではありません。
フルHD中心の軽い編集なら、必要以上にGPUへ予算をかけない選択肢もあります。
一方、
動画編集+ゲーム
をするならGPUへ予算を使う価値は高くなります。
私は現在RTX 5070 Ti 16GBを使用していますが、これは動画編集だけではなくゲームも考えた結果です。
PC選びで大切なのは、
「一番性能が高いもの」ではなく「自分の用途に合ったもの」。
GPUだけを見るのではなく、
CPU・メモリ・GPU・SSD・予算
をまとめて考えましょう。
次の記事では、
「動画編集ではCPUはどれくらい必要なのか?Core i5でも足りるのか?」
を、現在Core i5-13500を使っている実体験も含めて解説します。







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